中国がまた“無言の主張”?西海で起きた異変
2024年4月、韓国と中国が共同管理する西海(黄海)の**「一時的措置水域」**において、中国が再び鉄骨構造物を無断で設置していたことが判明しました。
これまでにも2018年に「善蘭1号(선란1호)」、2023年末に「善蘭2号(선란2호)」が建設され、いずれも事前の通告や合意なしに行われたものでした。
この記事では、韓国社会が抱える領海主権への危機意識と、**中国の“海洋版サラミ戦術”**に対する懸念、そして日本がそこから得られる教訓について考察します。
【要点整理】中国構造物の設置問題とは何か?
● 一時的措置水域とは?
-
韓国と中国の排他的経済水域(EEZ)が重複するため、双方が暫定的に共同管理している水域。
-
許可されているのは「漁業活動」のみで、構造物設置や資源開発は原則禁止。
● 問題となった構造物の詳細
-
名称:善蘭1号・2号(선란 1호・2호)
-
高さ70m、直径70m級の巨大な構造物
-
設置費用:約200億ウォン(約22億円)
-
中国側は「養殖場」だと主張しているが、事前通告なし
-
韓国側が海軍・海洋調査船を出動するも、中国海警が阻止
韓国国内の反応:主権問題としての扱い
● 与野党の立場と外交対応
-
与党「国民の力」は“西海公定化”として強く反発
-
「中国による領有権主張の布石」として危機感を表明
-
外交部は中国大使館に抗議し、国際社会との連携を強化する姿勢
● 野党・民主党は?
-
初動対応の遅さを巡って与党から批判
-
現政権下での毅然とした対処を求める声が高まる
中国の海洋“既成事実化”にどう立ち向かうか?
今回の構造物設置は単なる「養殖場」ではなく、**中国による既成事実の積み重ね=“海のサラミ戦術”**の一環である可能性が高いです。
韓国政府の対応を批判するだけでなく、同様の戦術が日本近海にも波及するリスクを認識することが重要です。
読者の皆さんはどう思いますか?
「もし日本のEEZで中国が構造物を設置したらどう対応すべきか」、ぜひコメントでご意見をお聞かせください
중국, 서해에 구조물 무단 설치하고 조사 막아…한중 경비함 한때 대치 : 네이트 뉴스