Nintendo Switch 2価格差にネットで不満の声
2025年4月2日、Nintendo Switch 2正式発表
任天堂は2025年4月2日、次世代ゲーム機「Nintendo Switch 2」を正式に発表しました。発表当日は、ホロライブ所属のVTuber「兎田ぺこら」による実況配信も行われ、日本のファンだけでなく、韓国のファンの間でも大きな注目を集めました。
しかし、韓国のインターネット掲示板では、その価格設定を巡って様々な反応が起きています。
日本と韓国で大きく異なる価格設定
Nintendo Switch 2の価格は以下の通りです(2025年4月時点、為替レートを約9円=100ウォンと換算)。
モデル | 日本価格(円) | 韓国価格(ウォン) | 差額(概算) |
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通常モデル | 49,980円 | 648,000ウォン | 約198,000ウォン(約20,000円) |
同梱パック | 53,980円 | 688,000ウォン | 約198,000ウォン(約20,000円) |
日本では5万円台で販売されている本体が、韓国では60万ウォン台後半と、およそ20万ウォンの価格差があります。
「我々も昔は日本だったんだ」!?
韓国ネットで飛び交う“ブラックミーム”
Nintendo Switch 2の価格差に対し、韓国の有名ネット掲示板「디시인사이드(DCインサイド)」の「키즈나 아이 갤러리(キズナアイギャラリー)」では、ある投稿が注目を集めました。
投稿のタイトルは、
「우리도 옛날에는 일본이었는데(うちも昔は日本だったんだけど)」
というもの。これは歴史的背景(旧日本統治時代)を皮肉交じりに持ち出し、「昔日本だったんだから、日本と同じ価格=5万円で売ってくれ」という意図を込めたジョーク投稿です。
投稿の中にはこんなコメントが並びました:
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「우리도 5만엔 해주면 안되냐(うちらも5万円でお願いできませんか)」
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「마 우리가 남이가(俺たち兄弟やろ?)」
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「2만엔에 나라를 팔았다는 말인가(2万円で国を売ったって話か?)」
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「조선인(朝鮮人)」という歴史的ワードを模したスタンプ風のレス
これらは、価格への不満を歴史ネタに変換したブラックジョークであり、**「高すぎる現実を笑って受け入れる」**という韓国ネット文化の一端を表しています。
こうしたやり取りは若い世代のユーザーを中心に“ミーム化”され、SNSや他の掲示板でも拡散されている状況です。
なぜ韓国だけ高いのか?
韓国では輸入流通の問題、税制、現地法人の販売戦略など、複数の要因により海外製品の価格が日本より高くなる傾向があります。特にゲーム機やコンシューマー製品では、日本より2~3割高い価格で販売されることも珍しくありません。
まとめ:価格差から見える消費文化の違い
このような価格差は、単なる為替の問題にとどまらず、日本と韓国におけるゲーム文化や消費者意識の違いを象徴しているとも言えます。日本では長年にわたってゲームが生活に密着した文化として根づいており、その分価格設定も手頃に抑えられています。一方、韓国ではPCゲームやモバイルゲーム中心の市場構造が根強く、家庭用ゲーム機に対する需要は比較的限定的であり、その分高価格での販売が一般的です。